循環器内科と胸部外科の確執?

循環器内科と胸部外科の確執?

心筋梗塞などの合同カンファレンスが両科合同で行われることは多いだろうと思います。
さて、その関係は友好?敵対?というお話w。

循環器内科には心臓カテーテルにより詰まった血管を風船で広げたり、広げたあと管状の金属のワイヤー(ステントといいます)を留置して再狭窄を防ぐ技があります。一方の胸部外科には冠動脈を他から血管を持ってきたりしてバイパスすることにより再建する技があります。よって、患者さんすべてにおいて手術適応ありかカテにて対応するかを相談するわけですが、、、カンファそのものは淡々と進むのですが、、、お互い商売敵かしら(そうですけどw)と思うくらい、お互いのことを尊敬して、、、いません!w。

内科はあいつら、手術しか出来ない患者の管理も出来ないくせにと、、、
外科はあいつら、結局はいつも頭下げて手術してくださいと言ってきやがると、、、

カンファ後の文句はすさまじいものがありましたw。(私は心臓は内科の研修しかしていないので外科のことはわかりませんが)皆さんの医局はどうですか?w。

うちの大学だけかもしれませんが、(というより個々の人間の問題だと思いますが)どうして胸部外科のお医者さんはあんなに態度が傲慢、高慢なんでしょうw。おれの意見が正しい、内科は俺たちの意見を聞いておけばいいんだ、いやなら、手術しないよ文句ある?って感じで。個人的に対応していただいた時も、私が研修医だったこともあるのだとは思いますが、あなた何様、日本一の名医?っていうくらい偉そうな人が多かったなぁw。内科なんて結局はなんの役にも立たないって感覚を持ってるんじゃないかというくらいね。

しか〜〜し!

ついにこの分野で内科が外科を地に落とす時代が来る??かもしれませんよw。

<<ここから以下に記載する文章は、私はまったく専門外ですので、間違った情報があるかもしれません。>>

もうすでに始まっていますが、カテの先にドリル?が付いていて血管にこびりついているものを、まさに 削り取る 道具や、ステントに血栓が付きにくくする処理を施してあって再狭窄しにくい(なんと1%以下?ほんとかしら)(まだ日本では未承認ですけれどね、このステントは)という新しい素材の開発で、いままで絶対にバイパス手術をしなくてはいけないような症例でさえ、カテによる処置で済ませられ、さらに再狭窄や術後合併症のリスクも回避できるとなれば、、、
こらぁ、外科^^頭下げて患者もらいに来いやぁ〜ってことになるんでしょうかねw。もっとも日本でこのドリルが採用遅れたのは、専門医の集まりでリアルタイムで実演デモをしたさい、ドリル先端がなんとはずれてしまい、緊急手術になった、、、ということで、おそろしく信用性にかけるものを使えるか!!ということで採用が延びたという話は噂にすぎません。(噂なのでほんとかどうか知りません、すいません)

内科と外科、個人的には仲のいい人も多いのですが、医局単位でいえば、まだまだ垣根は高いようです。
内科=外科は手術するだけで術後管理や内科的合併症の管理はまったく出来ないよね〜
外科=内科は抗がん剤とか使っても結局手術するほうが予後いいんだよねぇ〜
というかんじでね。

よく、手術は成功しました!、でも死にました っていうことがありますよね。(あるのかな?)
もちろん、術前内科外科双方でいろいろ話し合うわけで、リスクとベネフィットを両天秤にかけて手術になるわけで、すべて失敗というわけではないのですけれど、この表現には昔から違和感を覚えますね。お互いに信じきれてないというのはなんだかどうかしらねぇという気がします。大病院の弊害でしょうか。
中規模の医局が医者みんな一緒ってところは結構みんな仲いいですよw(たぶんね)