鎮痛解熱剤(副作用について)

よく問題になりますね。
わかる人はわかると思いますが、ボルタレンロキソニンといった商品名のお薬です。
基本的には子供、妊婦には使用せず、インフルエンザも脳症起こすのでダメ、一部の抗生剤とは痙攣など起こすのでダメ、その他いろいろです。
では、何故こんな危険極まりない薬を使っているのかというと、、、よく効くからです。
一応比較的安全なアセトアミノフェンという成分の薬もあるんですけど、はっきりいってあんまり効きません(成人には)
だから、、、痛みや熱は病的なものでなければ薬は使わないっていうのがベストです。
でもね、病院にいって散々薬の副作用説明されて、我慢してください、薬は出しませんなんて言われたら、、、このやぶ医者め〜〜〜ってことになりかねないw。

副作用のない薬はないです。
人間、免疫力あるんだから放って置いても治るものは治るしね。
飲まないでいいのなら飲まないほうがいいんです、薬は。まあ、医者の私が言うのもなんですけどね。

副作用がいやなら、薬飲まなければいいと、、、。
ただし!!、可能性の大きい副作用をきっちりと説明して処方始めるのは原則です。

しかし!!、患者さん、副作用の話って、、、聞いてくれないんだな、これが。
念のためとりあえずまずは1週間処方でなんていうと、もっと長く出してくれっていうし、2週間くらいで肝腎筋肉など副作用がないか採血したいなんていうと大概いやがられますし、きっちり説明すると、、、それじゃ、副作用心配だから薬やめますなんて、、、。

まあ、、、血圧の薬飲むと血圧下がってしんどいんですけどって言われたりしますよw。
低血糖心配だから糖尿の薬は嫌って言う人とか、お酒やめないから肝臓と痛風の薬はしっかり飲んでますとか、果物と水分取りすぎたからすぐに透析をしてくれだとか。

みんな死ね!!!。
なんてことはいいません。サービス業ですw。頑張って笑顔で説明しますけどね。
結構、、、疲れますよ。医療費の無駄感じながら外来がんばります。
あと、、、12種類くらい薬出してるのにほとんど飲んでないのに薬多いから減らしましょうか?っていったら今までどおりがなんて希望する人も。
いろいろな病院何件もまわって湿布大量にもらう人とか。。。

医療費予算きっといっぱい余ってるんだこの国は。。。