死とドナー登録 その2

死とドナー登録 その2

(はじめに==このまま書きっぱなし(その1ね)だとひどいやつと思われそうなので明日の晩にアップ予定の分も載せちゃおう)

もちろん、心臓や肝臓移植しか助かる道はない患者さんはたくさんいます。
移植しなければ死にます。私も研修のとき拡張型心筋症の診断を受けた10代後半の子の ムンテラのあとの悲壮感そして絶望感(だって、移植しなければあと2,3年の命って、、、) 知ってます。出来ることなら、脳死移植してあげたい。でも、日本じゃ無理なんですよね。
特に小児はもっと絶望的。。。
だから、ものすごく家族の方とかが苦労して外国へ行って移植するんですね。

そこで問題。
1、日本人が外国に行くと本来それを移植できたはずのその国の人がひとつ後回しにされる。
  (金持ち日本人が命を金で買っていくという批判)
2、たった、ひとりの命の為にそんなに多額の寄付を募って良いものなのだろうか。
  (何千万もの寄付があれば日本の子供達で治療できる命はもっとある。。。)
3、移植した臓器が働きが悪くなったらどうするのか。(再移植すぐできるのか、それとも死ぬしかないのか)

我が子が死ぬのを黙ってみていられない。もちろんです。
でも、そういう運動が出来ない人は日本では死ぬしかないんです。要するに命は金で買えるんです。

だから、、、肝臓や腎臓、、、ヤミブローカー的な値段でなくても、提供者にはいくらかのお金を支払うべきだと考えます。ボランティアや無償の奉仕、愛の精神なんてクソ食らえです。ギブアンドテイクで救える命ならいいじゃない、もちろん生体ではなく脳死移植の話ですよ。(ほんとは生体移植でもいいと思うけど)お金もらえるならどうせ死んでるんだしあげてもいいって人増えるはず。

綺麗事いうのやめて救う気あるんなら、財団つくって(骨髄バンクみたいに)きっちりとしようよ。
金で命買うんじゃなくて順番に。寄付も一括してそこで請けつけてさ。
多分、、、全然お金足りないと思うけど。。。

やるならやる!。無理なら日本人に生まれたことを恨めと説明する。
お金がかかることはやるまえから分かってるんだから。

生体移植も、親なのに提供しないのか!。とか心無いことをいう人が多いそうです。治療できることによって新たに増える精神的負担も何とかしなくてはいけない問題です。

最後に、臓器提供者の家族が、あんなこと(臓器提供)しなければよかったと悔やまない様にメンタルケアの充実もお願いしたいところです。