救急車はタクシーでも病院でもありません。

夜中苦しくなってもうどうしようもない!というときはもちろん救急車を呼んでもらいましょう!。ただし救急車は行き道だけです。しっかりお金と保険証と着替えの服と履物を持っていきましょうねw。意外と靴を忘れる人が多いです^^

救急車では搬送受け入れ可能な病院を探してくれ、自力で行くよりも安心感があるという点で優れています。

ということを一応書いておいて。。。

救急車は、、、やはり、、、有料にすべきだと考えます。外国では実費だから、怪我をしても頼むから救急車だけは呼ばないでくれ!なんてことがありますw。病院でも保険に入っているか、治療費診察費は払えるのかということを命よりも症状よりもまず最優先に聞く国もあります。

大学にも夜間電話でお話を聞く限り、風邪や喘息発作かしらという明らかに緊急性のないものでも、どうしても大学に来ます!と救急車を使ってはるばる2時間3時間かかって運んでもらう人がいます。(もちろん原疾患によっては確かに安心できないのでしょうが、医者として診ることそのものには問題ないのですが)タクシーでもし駆けつけたらいったいいくらかかるの?そして一人の患者のために救急車と救急隊が5,6時間も拘束されるのはいかがなものかと。

明らかに喘息であれば、近くの病院もかかりつけにしておくべきだと思いますし、来るまでに症状安定していればいいけれど、重積発作起こせば救急車内で大変なことにもなりかねませんし。

呼ばれてここの病院に行けといわれ、病院も受け入れますと答えている以上、救急車は患者をどこまででも運ばなくてはなりません。しかし個人一人の勝手のために公共の救急を何時間も独占することは果たして許されるのでしょうか?

眠れない。血圧が高い、しんどい、精神疾患の人、いろいろと夜間救急車を使う常連さんは多いです、そして、いろいろと薬をくれとさんざん当直医に文句を言った挙句に全く日中の診療時間には診察に来ない。

身勝手な人に個人的利便さと無料ということで、限られた貴重な存在である救急を使ってもらいたくない!。

当直で電話が鳴って、、、
ああ、またあの人ですか。。。という会話は意外と多いです。

もちろん急性アル中や過換気、精神疾患による不安感など、一人ではどうしようもない状態では呼んでいただいてもいいと思います。(いや、迷わず呼んでください)

しかし、日中は外来込んでいるし面倒だから夜に救急車呼んで、病院まで送っていってもらって、診察してもらおうという確信犯も多いです。救急車無料+医療費も無料な人なら向かうところ敵なしw朝の5時くらいに医者を叩き起こしてゆっくりと点滴までしてもらえばちょうど朝には電車で帰れます。いくら混む病院でもらくちんですねぇ。

ちなみに赤信号でも突っ走るのはちょっと快感です^^。あと、、、救急車ってなんであんなに揺れるんだろうw車重が重いからかしら。あの車内で血管確保や挿管する自信はちょっとないなぁ。。。w(もちろん医者として患者搬送に同行するために乗った体験談ですw)